第一話:王努楼輝(おどろき)の復活!
村から少し遠い町で、食材を買った白凰は、もう帰路についていた、
まだ太陽は天高く上っている。
「うーん、高かったな・・・これじゃとーぶん大根の葉っぱだけの味噌汁だなぁ・・・・・・」
そうぼやきながら山道を歩いていき、森のあたりをあるいていると足音がした
そして、まるで爆弾のような怒鳴り声が・・・・・
「おい、小僧!」
白凰は後ろを振り向いた、そこには、斧を持った山賊風の男がいた、
「みぐるみ全部置いてけ!」
内心、「うわっ決まり文句だな・・・・」と思いながら白凰はとっさに近くの森の中へ逃げ込んだ、
どのくらい逃げただろう、不思議な祠についた。
「ここは・・・・?」と持ったとき、あの男が息を切らしながら、追いかけてきた、
「まてえええええぇぇぇぇ!!!」そして、刀を振り回した、「うわっ!」「とっ」間一髪でよける白凰、
しかし、いきなり蹴られてそこに倒れこんだ、「もう逃げられねぇぜ・・・・・」男が刀を振りかざした。
「やられる!」その瞬間だった、頭の中で声が聞こえる
・・・・・力を貸そうか・・・・・絶対無敵の・・・・・・・力で・・・・・助けてやろう・・・・・・・
「え・・・・・君は誰・・・・?」そう聞いたが、返事はない。
しかたなく、「た・・・・助けて!!!」そう叫んだ瞬間だった、「死・・・・ん?」
何と、祠がまばゆい光とともに開き、その光が白凰を包み込んだ。
「我が名は伝説の武具、封突飛装備(ブットビアームズ)の白刃(シラハ)の玉也!!」
そう聞こえ、光が引いたとき、そこには武者が立っていた。
白い鎧、金銀の角飾り、二振りの刀、そして、額の緑色の宝玉・・・・・・・・それこそ、白刃の鎧を装備した白凰だった。
「な、なんだぁ!?」山賊は、おどろきながらも、斬りかかって来た、しかし鎧にあたっても傷ひとつつかない、白凰は驚きながらも、腰の刀を抜き、立ち向かった。
切りかかってきた刀を、柄で受け止め、上に弾く、そして、切りかかったものの敵は
よけてしまった。
「くそっお頭!助けてくだせぇ!」頭を呼んだらしく、男は叫んで、すぐに逃げようとした。
「逃がさない!奥義ッ!!・・・・・・・・・・あれ?」白凰は、さっきの勢いもどこへやら、立ち止まってしまった、
・・・・・奥義など知らないのだ、自分でもなぜ言ったのかわからない、しかし・・・・・
「・・・・・・なんだこれ・・・・・・頭の中に・・・・・・・はっ!!コレが奥義!?」そして、頭の中の言葉どうりやったのだった!
「奥義!双翼空牙(ソウヨククウガ)!!」
交差させた刀を一気に振りぬいた!そしてその斬激は光となり山賊を遥か彼方へブッ飛ばした!
「うぎやああああああああ!!!!!!!」
勝利した白凰は、とっさに、決め台詞を考えて叫んだ(なぜしたかはわからんが)
「げ・・・・撃砕々!」(本人としては、撃砕とお茶の子さいさいを組み合わせたつもりらしい。)
そういった直後、今までの力が一気に抜けた、思わず白凰は地面に突っ伏してしまった「ギャッ!・・・・・・所で、ここどこ・・・・・・・・? か・・・かえれないぃぃ・・・」
「帰り方教えてやろーか小僧・・・・」
「は、はい・・・・いいいいいい!!!!?????」そこには、さっきの男よりも数十倍強そうな山賊が立っていた。
「あの世に行きな!!!!!・・・・・・ぅっ・・・・・・・」ドサッ・・・・と音を立てて男は倒れこんだ、
「まったく、子供一人に頭が出るとは嘆かわしいぜ」
男の後ろはに、ひとりの武者が立っていた、空色の鎧、翼、そして、風防(ゴーグル)・・・・・・・
「巡回(パトロール)中に見たからな、助けにきたぜ、大丈夫か?」しかし、白凰は口が聞けず、武者の肩を見ていた、そこには、天宮の治安を守る、公儀武者(コウギムシャ)剣刃隊(ケンジンタイ)の隊長の印がついていたのだ。
視線を感じた武者は、「あっ俺は剣刃隊一番隊長、天鷹頑駄無(テンヨウガンダム)だ、もし迷ってたんなら、家まで送ってやるぜ?空から・・・・・な」
白凰は、よろこんでたのんだ、「よっしゃ!しっかりつかまってな!!」白凰手をつかむと、が天鷹は翼を使い、空高く飛び上がった。
「わあぉ!」
飛んでいる途中、ふと天鷹が言った。
「所で・・・・・さっきの台詞、変だったぞ・・・・・」白凰は聞かれていたのを知り、危うく落ちそうになった。
第一話:終わり
次回予告!!
いきなりすごい力を手に入れた白凰!その力を見込まれ、剣刃隊にスカウトされた!!
見え隠れする友の名、白凰の決断やいかに!?
次回 第二話:驚天動地の大豪刀