「はじまりました!きつめのよめいり楽屋裏座談会!
 題してきつね の うらばなし!」


「・・・と台本には書いてあるのですが、つまりはどういうことですか?」


「本編やキャラ紹介ページだけでは伝わらないような
 設定やらを紹介するコーナー・・・だそうだ」


「今回は第一回ということで、私のデザインの
 決定までの流れを紹介!ということですね!」


「うおっ!?急に旧デザインに変わったな!」


「デザインが決定しきる前に作ったアイコンが残っていたので
 今回はこちらで進めさせていただきますね。


Ver1


※クリックでオリジナルサイズ表示


「まずは一番最初に描かれたものですね。」


「今とずいぶん違うけど、色身はほぼ変わってないんだな」


「そもそもこの私のデザインにはモデルがあるのですが
 それを自分の絵に落とし込むための試し描きだそうですね。」


「待て待て待て、モデルってなんだ?聞いてないぞ俺は」


「あまり大きな声では言えない気もしますが・・・
 ざっくり説明すると、キャラクターメイクができるゲームで作ったキャラが
 モチーフになっているという噂ですよ。だんな様」


「それ、オリジナルデザインと呼んでいいのか・・・?」


「難しいところですが、そのまんま流用ではないので
 大丈夫なんじゃないでしょうかね・・・?
 実際、元のキャラとはずいぶん変わってますし。」


「むう・・・深くは突っ込まないでおこう」

ver年賀状




「こちらは2015年の年賀状に描いたものですね。
 実質初のお目見えとなったものです」


「お、一気に今のバージョンまで近づいたな。」


「大きなデフォルメが特徴ですが
 ここでデザインの特徴がはっきりした感じですね」

ver2



「こちらが上の年賀状バージョンを基にしたバージョン。
 本格的な第1弾の立ち絵ですね」


「俗にいう「エロゲ塗り」の練習も兼ねての一枚だったみたいだな。」


「えっ・・・えろ!?」


「あ、いや。ギャルゲー塗りともいうけど・・・
 まあ、女の子がいっぱい出てくるゲームでよく使われる技法だな。」


「なんだか複雑な心境です・・・」


「そ、それはともかくだな・・・
 耳の先が白くなったのはここからなんだな。」


「あ、はい。そうですね。
 それと実は、このアイコンもこの時期に描かれたものだったりします。」


「アイコンと立ち絵でも違うあたり、いろいろ試行錯誤してたみたいですね。」

ver3



「お、なんか一気に雰囲気が変わったな」


「ここから描画ソフトを変えたのも要因かもしれませんね。
 ver2での経験を活かしてか、陰影をより描きこむようになってます。」

ver4


「続くバージョン5では、ほぼ同じポーズですけど
 バランスを調整した感じですね。
 何より塗りが「アニメ塗り」によってるのもポイントです。」


「耳毛の主線が入ったな。
 やっぱり主線抜きで描くのはめんどくさかったか」


「今に比べるとちょっと頭身が低いですね。
 それと髪の色も明るすぎる感じがします。」


「これはこれで悪くないんだけどな。
 色身が全体的に明るくなってるかな?」


ver5



「はい、そして決定稿その1こと5枚目です!」



「お、急に戻ったな」


「4と3のいいとこどりって感じでしょうかね。
 あと、実は前髪の流れが少し変わってます。」


「ついでに言うと、ここでようやく他二人の立ち絵を描いて
 「きつねのよめいり!」として最初に公開したのもこれだな。
 つまりは実質のver1でもあるわけだ。」


「さらにこの後の描きなおしで2017年現在の最新版である
 ver6が完成するわけですね。」


「私のデザインの成り立ちは以上です!
 次回からはようやくデザイン設定画の紹介となります!」





「きつねのターンが長すぎだろ・・・
 あたしの出番は相当先なんじゃないの?」